JRuby on Railsを利用したサイト例その1「Mingle」

現時点で、一般に公開されているJRuby on Railsを利用して構築されたサイトとして有名なMingleです。

Mingle http://studios.thoughtworks.com/mingle-project-intelligence

Mingleは、「the Agile project management and team collaboration tool」とサイトにはありますが、Ruby on Railsの特性(Rubyのリフレクション特性)を生かした、とても柔軟なプロジェクト管理ツールです。最近、メジャーバージョンアップとなる2.0が公開されました。

私も1年程前から個人的に自分のToDo管理として利用している(5ユーザまでなら、全機能評価でき、無料で使える)のですが、使用感はAJAXを縦横に利用していてとても軽快です。「JIRA」という有名なバグトラッキングシステムと似ているのですが、こちらのほうが自由度があり、またアジャイル開発で利用する場合はテンプレートが充実しているので、アジャイルの現場であればすぐに利用に馴染めると考えています。

最近公開された「Mingle 2.0」では、各種機能のエンハンスのほか、カード(Mingleではジョブ管理単位を「カード」と呼びます)をツリー構造化して依存を明確にする、など、大幅な改良がされています。

5ユーザ以上で、企業で使う場合は、少しお値段が張りますが、アジャイルな現場でバリバリ使うことを考えれば、割と簡単に元が取れるのではないかと考えています。(5ユーザまでなら無料、というのもいいですね。数ヶ月それで使ってみて、どうしても必要となれば購入すればいいですから。)

開発元は、Ola Biniさん所属のThoughtWorksです。所属会社なので紹介した、というわけではなく、Mingleは実際にJRuby on Railsのおそらく最初の商用Productだろう、ということです。

ThoughtWorksとは私も少し関係があるのですが、JRubyを企業としてサポートしている会社として、Sun Microsystemsとともに名前を挙げられていました。

一度、MingleがどのようにJRuby on Railsで実装されているかを調べてみたことがあるのですが、機会があれば記事にしたいと思います。