前回、年複数回の利払いがある場合のDFについて、年n回の利払いがある場合は、
と表せるところまでやりました。
では、この利払い回数を限りなく多くした場合(あまり現実的ではないですが)どうなるでしょう。
ここで、は、自然対数の底の定義 の変形で、
ですので、
となります。これが、連続複利のディスカウントファクター、といわれるものです。すごくシンプルになりましたね。
なぜ、ディスカウントファクターをこのような形で表すかと言うと、DFは金融工学計算の要なので、指数計算や微積分が簡単になるe(ネイピア数)で表せると、計算が便利になるのです。
では、この式を次回からRuby・Haskellで表現してみることにします。